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メリークリスマス!

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 イブの夜は動きが悪い それでも乗ってくるのは、男女 または、男女が別れて女子だけ乗ってくるパターン(女子とか言うな) みんな楽しそう 若いやつらも、そこそこ歳行ってる人たちも 「じゃあね!」 「今日は楽しかった!」 良いなー そんな瞬間に立ち会えるタクシードライバーも幸せや(ほんまにそう思ってるか) 12月24日(火) 57,820 47回 1月度累計 351,710 5乗務 70,342 今日は地上戦 最高で2900円 それでも数稼いで、なんとか形作れた 次がんばろ

年末の仕事

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 年末らしくなってきた 12月20日(金) 84,870 48回 1月度累計 207,320 平均 69,106 1年で最も動く日と言っても良い スーパーフライデー 最終は垂水、舞子 万収フィニッシュ 12月22日(日) 86,570 47回 1月度累計 293,890 平均 73,472 日曜出勤 朝はゆっくりスタートしたが、昼頃からは休む間もなし どんどん仕事が当たる、GOが鳴る 疲れたけど、楽しかった 最終は三宮、高速神戸

近いけど良いかな?

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 ブログの広告(アドセンス)の表示がされないので、あれこれ調べているが、原因がわからない 広告なんてなくてもよいやないか と言われそうだが、広告さえ表示されないサイトは結局アクセスが出来ない 読まれない ということになる。 誰にも読まれないとわかっていて、健気に更新しているのである。 12月18日(水) 57,270 38回 1月度累計 122,450 平均 61,225 12月も後半に入って、 ここで崩れるか… という感じやった。 昼間はなんとかがんばって繋いで、日付変更線で5万は超えていたのだが、 そこから撃沈 阪神御影に入ると、前にすっとジャパンタクシーが入り、すぐに年配の女性がその車に乗った なんか良さそう(遠そう)な感じやった その後ろに入って待機場で数分待つと若い男性が乗ってくる 「運転手さん、近いけど良いかな?」 ダメとは言われへん 800円 戻ると、乗り場には2台ほど個タクがいて、他へ逃げた 流れ悪かったー 悔しい夜やった

クリスマスシーズン

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 タクシーに乗っていて良かったと思える季節の一つがクリスマスシーズン 住宅街にぽつっとあるイルミネーション ショッピングセンターのクリスマスツリー ラジオから流れるクリスマスソング… 寒さは身に染みる季節だが、寒さを忘れさせるクリスマスの暖かさ しかし 「寒いですねー」 という会話はあっても、 「クリスマスですね」 「メリークリスマス」 なんて会話は、まずない しかし心の中で呟く メリークリスマス タクシーに乗ってくれたみんなが幸せでありますように(何かっこつけてんねん) 12月16日(月) 65,180 35回 1月度累計 65,180 1乗務 15日締めで今日から2025年1月度 昼過ぎからゴルフ場行きの貸切あって助かった

締め日

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12月13日(金) 71,270 55回  12月度累計 765,170 平均63,764 12月度締め日 なんとか7万クリア出来た ロングなし、最高3600円 よくがんばった

海上自衛隊

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 神戸には海上自衛隊がある 自衛隊の幹部は、全国の基地を転々とするらしい 「どこ(の基地)から来られたんですか?」 「呉の海上自衛隊です」 「呉の基地って大きいんですよね」 「はい、日本では横須賀と、佐世保、より少し小さいくらいかな」 「やっぱり横須賀がでかいんですね」 「はい。わたしもそこで入りました」 「しかしそんな転々としてたら、結婚も出来ないやないですか」 「そうですね。結婚する人は短期決戦(ある基地に勤務している短期間に結婚までいく)ですね」 「それで結婚しても、なかなか家に帰れないんやないですか」 「そうですね。2時間以内に帰れるところでないと、週末も家には帰れません」 「はぁー…厳しいっすね」 なんて話していた自衛官はまだ若く30歳くらいらしい。 あの歳で既に幹部に上り詰めたのは良いが、これから20年は日本の安全保障を担う重要な人材として、私生活を犠牲にして奉公しなくてはいけない… このご時世、そんな若者がそんなにたくさんいるんやろか。 12月11日(水) 58,550 42回 12月度累計 693,900 11乗務 平均63,081

息子の就職が決まってないんです

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 年末の日曜出勤 午前中からよく動いた 昼前に六甲道あたりに行ったので、駅に入ってみた 若く見える母親と10代らしき息子の乗車 「(六甲山の)サイレンスリゾートまで」 「わかりました」 六甲道と言えば、大体少し山を登る近場ばかりの駅 ラッキー と思いつつ、 「(山上までどのくらいかかります?」 「えー…20分くらいですかね。何かあるんですか?」 「そこでイベントがあるんですよ」 「イベントですか?」 「ランボルギーニのオーナーが大勢集まるんです」 「へー、そうなんですか」 「(わたしたち)二人とも酔いやすいんで、ゆっくりでお願いします」 「わかりました。しかし、結構な山道ですよ」 「えー!そうなんですか」 山を登りながら、会話も弾んだ中で、 「息子が高3なんですけど、まだ就職決まってないんですよ」 「そうなんですか。今時心配することないでしょう」 「タクシーとかどうかと思ってるんですけど」 「そうなんですか!大歓迎ですよ!しかし18歳ですぐに2種を取るのは少しハードルがありますが…(話せば長くなるので割愛)」 「タクシーの仕事ってどうなんですか?」 「運転が好きなら、自由ですし、こうやっていろんな人と話が出来ますし、最近は収入も良くなってきて、正直めっちゃ楽しいですよ」 「そうなんですか!この子車好きだから、タクシー良いかもね」 「そんな若い方が入ってきてくれたら大歓迎ですよ(18歳は難しいんちゃうんかい)」 息子は何も言わなかったが、表情はまんざらでもなさそうだった。 もし、俺の一言で彼がタクシーに乗ってくれる日が来るのなら、そしてそれを楽しんでくれたのなら、何事にも代えがたい喜びである。 そのためにここ(タクシーの運転席)にいると言っても過言ではない。 お客さん降車後、六甲山からの絶景を眺めながら、今自分がすべきこと、そしてそれが出来る場所にいることに喜びを感じた。 12月8日(日) 74,750 45回 12月度累計 635,350 10乗務 平均 63,535 今日は夕方大阪ドーム、その後甲子園など、ついてた。 楽しかったー
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 12月のボーナスフライデー この日は期待はするものの、12月の上旬てそれほど動かない。 今日の日中もご多分に漏れず、師走の雰囲気はなかった。 その上、タクシーが多い! 誰や、タクシー不足なんて騒いでたのは そんな中夕方は三宮でちょこちょこ仕事していた。 鯉川筋の北側で乗客を降ろした後、発進しようとすると、右後方から軽自動車ぽい車が来てブレーキをかける。 なんていう車やろ 水色で、ちょっと目立つ感じやったけど、車の仕事してる割に、車に疎い そのとき俺の前に停まっていた車が動き出す ドン!! 鈍い音が聞こえた 嫌な音や 少し前に自分も事故したばかりやし 事故はほんまに怖い 目の前で見て、また発進時の安全確認の大切さを実感した。 12月6日(金) 73,800円 36回 12月度累計 560,600 9乗務 平均62,289

母が…

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 昼過ぎ磯上公園横でゆっくりしようと車を停めて、スマホを見ていると、 20代くらいの女性が窓を叩いてきた 「あ、どうぞ」 「すみません、掖済会病院まで」 「掖済会ですか…(はて)」 大阪本田と、えーと 「ここです(スマホを見せて)。垂水のゴルフ場の横」 「あー、はい。分かりました。(ナビで)確認しますね」 おー、ラッキー と思いつつ車を走らせると、女性はどこか(自分の会社?)に電話している。 「あ、はい。すみません。母が突然倒れまして、急いでそちらに向かいます」 お母さんが倒れたのか… タクシーではたまにあることだが、ラッキーなんて言ってる場合ではない。 緊張感が流れる。 その後ほとんど会話もなく、目的地に着く。 「8,040円です」 支払いを終えると、女性は小走りで病院に入っていった。 お母さんは大丈夫やろか。 知る由もない。 恐らく、この先彼女と会うこともないやろうし、もちろんそのお母さんがどうなったのかなどと考えるのはそのときだけで 彼女とお母さん、過去と現在、これから先 お父さん、お子さんがいるのかもしれない。 彼女のまわりで繰り広げられるドラマ その一端に触れることが出来た。 あのときのタクシー運転手 いつか思い出してくれる日があるだろうか。 気を使って、急いで病院まで送ってくれた。 何も聞かないで… もし思い出さなくても、彼女の人生の一瞬に関われたことは光栄である。 そんなことを一日に40回、50回 多くの人生に触れて、そしてその多くは2度と会うこともない。 タクシーのわびさびとでも言うのだろうか。 そこが楽しさでもあり、切なさでもある。 また明日も、新しい、2度と会わない出会いがある 12月4日(水) 68,910 41回

「わし、裏の(世界の)SPやねん」

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 今日の昼前、そこそこの遠方仕事があった。 池田の葬儀場まで 「実は昨日妹が亡くなってな」 「そうなんですか。それでもう今日葬儀ですか」 「ほんま、突然やで。明後日が友引なんやけど、明日は空きがなかったみたいや」 「大変ですね」 「ええ歳して、外国行ったり来たりしてたから、(そんな生活は)良くない言うたんやけどな」 「女性で79歳なら、まだそんなに亡くなる年齢ではないですよね」 「わしもずっと海外ばかり行ってたんやけど、もうさすがに大人しくしとるわ」 「そうなんですか。どちら(の国)へ行かれてたんですか」 「世界中や、わしは元SPやねん、SP言うても、よく政治家とかの横に立ってるのは『表のSP』や、わしは裏のSPやったんや」 「裏のSPですか?」 「そうや、わしらの世界では『スッパ』とか、『ラッパ』とか言うんやけど、わしは『スッパ」の方や」 「はぁ…(『スッパマン』みたいやな)」 「スッパより、ラッパの方が強いねん」 「そうなんですか(わけわからんけど)」 「名刺はD社(関西の自動車会社)の部長の名刺を持ってな、実際はSPの仕事をしてるんや」 「そういう仕事をするのは、何か国家試験とかあるんですか?」 「表立ってそんなもんあるわけないやろ。家系で決まってるんや。わしは5歳の時からその(SPの)訓練受けてる」 「5歳からですか」 「そのせいでな。灘中時代は高校の柔道部の先輩投げ飛ばしたり、友達をかたわにしたりな、いろいろ武勇伝があんねん」 「灘中…ですか」 「仕事を始めてからは、中国へ行ったり、今戦争やってるウクライナへ行ったり、共産圏が多かったな。そういうところへ日本の首相とかが行くのは危険だから、事前に現地に入って調査したり、危険なやつらと闘ったりな」 「はぁ…(漫画の世界やな)」 「年に一回、武術の大会があってな。それで負けたらその仕事も終わりや。わしは50歳くらいのとき負けて、そのときの傷が今も左肩に残ってるんや」 こんな話を現地に着くまで30~40分聞かされていた。 どこまでほんまなのか、作り話なのか。 そもそもドライバーにこんな話して何になるのか。 話聞くのが仕事とは言え、真偽不明な話を長々と聞くのはさすがに疲れる。

「××さん、彼氏いんの?」

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 深夜、ラーメン屋の前から20代らしき若者3名の乗車 どうやら先輩後輩のようだ 先輩1名、後輩2名 うち後輩の1名はすぐに降車 なんとも言えない空気が流れていた 「あのさー…××さんて、彼氏いんの?」 あまり軽い感じの問いかけではなかった この先輩は××さんを狙ってる そんな空気を隣の運転手はしっかりと感じていた ちなみに先輩は助手席 後部座席に2名乗った後輩の1名はいなくなったので、後部は後輩1名のみ 「え…あの、はい」 後部座席の後輩は、戸惑いながら、それでもしっかり問いかけに対してにごさず、はっきりと答えた 「え!…××さん、彼氏いるの?」 先輩は明らかに驚いている 「はい」 少しはにごせよ、後輩 先輩かわいそうやんか 「いや…でも、(付き合い始めたの)最近やろ?」 「1年前くらいですかね」 「1年前…」 この「1年」という期間も先輩にショックを与えたようだ 「いや…良いね!良い話やね」 なんか、先輩開き直ってる 「相手は何、どこの人?」 「いや…」 後輩戸惑う。 言って良いのか、迷ってる 「どこの人よ?」 先輩、強い感じで迫る 「××貿易です(多分同じ会社」 「…あー、そう!良いね!」 身近に相手がいたことにもショックを受けてるようだ 「それで、誰?」 先輩構わず突っ込む この感じで同僚の後輩を売るのか?どうや? 運転手、興味満々で耳を傾ける 「ハナダです」 わー、言ったよ この雰囲気で言ってもうたよ 「…」 先輩も内心ここまではっきり言われると思っていなかったのか、しばし止まる 「ハナダか!良いね。で、告白してすぐOK出たの?」 「すぐだったみたいです」 「あー…、そう」 「ハナダ、嬉しそうによく(彼女と一緒の)写真見せてくれますわ」 「あー、良いね。良かったね!」 先輩傷ついてるやん 後輩、空気読めよ そのうち先輩降車 後輩のみが残って、家まで送る 「今日中国の出張から帰って来たんですよ」 「そうなんですか!それはお疲れでしょう」 「めちゃめちゃ疲れてますよ。それなのに、(さっきの)先輩に飲み誘われて、その後ラーメンまで…しんどい言うたんですけど」 もう1時過ぎ、(××さんの彼氏暴露は)疲れたところを無理やり引っ張りまわされた後輩のささやかな復讐だったのか 後輩、お前の勝ちや ゆっくり休んでください

すごい風ですね!

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 年末も近づいてきて、昼間は少しづつ動きが出てきたんやろか 夕方は思いがけず雨が降って、駅にも人の並びが出来た。 雨が降ればタクシーは動く この単純なイメージはそれほど間違ってはいない しかし 雨の日は事故リスクが高い 同じようなこの単純なイメージに今月はまってしまった… 20年ぶりの事故 詳細はまた書こう とにかく、雨の日の事故やったから、駅に行列が出来てるからといって、うかれてもいられない 緊張感マックスで仕事していた 疲れた… 夜には雨も止んで、動きも鈍くなった 虎の子のサンキューチケット(タクシーGO[)を使う 25時頃やっとGOが鳴る 若い女の子やった 乗車時は、風でドアホルダーを掴んでいないとドアが飛ばされそうやった(大げさやろ) 「わー、すごい風ですね!」 女の子が乗車してくる 若い女の子は近場が多い 特に深夜は、 GOのAIアナウンスが鳴っている 「行き先が指定されています。尼崎市…」 尼かよ ラッキー 乗車時に「風すごいですね」という、ちょっとした会話があった後は、若い子あるあるのスマホ集中 そのうちうたた寝… 到着で声をかける 「この辺ですか?」 目を開けて 「あっ?あー、ここで良いです」 アプリ決済 笑顔で降りていく女の子 9740円なり まあ、助かった 11月27日(水) 66,400円 51回 12月度累計 294,450 5乗務 平均58,890

小銭が…

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 利用者の支払いは不思議と日によって一方通行である 小銭ばかり出される日は、小銭入れに小銭があふれていく 逆に今日は来る客来る客、千円札払い まあええやろ、思ってたらどんどん小銭入れの百円が減っていく 駅前から乗車して、老人施設まで乗られたおじいさんも1300円の料金で、 ごそごそポケットを探っていたが、結局千円札2枚 こちらはもう5百円玉もなくなっているので、100円玉7枚渡す 「ありがとうございます」 おじいさん、なかなか降りない 100円玉をポケットにしまおうとしているが、うまく手が動かないみたい そのまま降りようとして、百円玉を何枚か車外に落としてしまった 小銭がアスファルトに落ちて、転がる音がする 「大丈夫ですか」 後ろを見ると、おじいさん震えながら、転倒した こりゃ大変だ。 車を停めて助けに行くと、施設の職員も飛び出してきた 手を取って起こそうとしていたら、 「車いす取ってきます!」 「お願い」 職員同士で確認を取っている 「どうしましょうか、起こさなくても良いですか」 おじいさんの手を取りながら伺いを立てるが、こちらは無視 なんか俺のせいでおじいさんが倒れたような、責め立てるような雰囲気も感じた ここは任せておこう 「おじいさん、車いす持ってくるみたいだから、まだ少し座っといてください」 手を放そうとすると、シャツに血がついていた…(月曜で洗い立てやったのにな) 「百円が…4枚…」 おじいさんが呟く 「あー、拾いますよ」 駐車場に散乱していた100円玉を集めておじいさんに渡した お礼もない… そんなもんか 11月25日(月) 53,360 39回 12月度累計 228,050 4乗務 平均57,013

運転手の墓場

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今日昼過ぎ、姉から連絡があり、子供がいなかった叔父からの相続の通知が来たことを知らされた。 叔父はトラックドライバーをしていて、羽振りも良く、若い頃はよくご馳走になった。 しかし、ある頃を境に、もう数十年連絡も取っていなかった。 この夏(7月)に亡くなっていたという知らせを聞いて、しばし思考が止まった。 「ある頃」とは20数年前、俺がタクシーに乗り始めた頃である。 俺は若い頃、いや、子供の頃からタクシーに興味があった。 自由な勤務、休みの多さ、一日中大好きな運転、ドライブが出来る職業というイメージで、いつかタクシーに乗るんだという気持ちがあった。 その頃、その夢?が叶ってタクシーに乗ると、まさに運転席は俺がイメージしていた通り、またはそれ以上のパラダイスだった。 自由で、好きなことをしてお金がもらえる。 トラックドライバーの叔父に嬉しそうにそのことを話したんやと思う。 「お前タクシー乗っとるんか…そんなんやめた方が良い。タクシーはな、『運転手の墓場』言われとるんや」 今でも忘れられない言葉である。 それ以来、叔父とは連絡を取っていない。 しかし、今思えば叔父も恐らく軽い気持ちで発した言葉である。 俺がタクシーの楽しさ、そしてタクシーのイメージを変えていくんだという話をしたら、きっと聞いてくれただろう。 同じドライバーとして、いろんなアドバイスもくれたかもしれない。 そんな大事な叔父さん、なにより俺を愛してくれていた人に何十年も会わずに亡くなった知らせを聞いたことにショックを受けた。 タクシーは墓場やない パラダイスなんや もう叔父さんに伝えることは出来ない。 あの頃の俺のような若い奴らに伝えていこう。 タクシーに乗ろう。

「お菓子、食べます?」

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水曜の夜は悪い 夜中の12時過ぎまで働いてんのに、何も仕事がなければみじめなもんである 青木駅 でアマゾンのハロゲンヒーターを物色していた GOが鳴る おー! 嬉しい 配車先に行くと、見た目20代の男女 近場のパターンである 仕事出来たらなんでも良い 行き先を聞くと、 「西宮今津まで」 ノバッ!(ノットバッド 悪くない) 深夜の若者乗車はこちらとの会話はほとんどない 「今日で家出4日目」 女の子が自慢気に言う 「やば」 男子答える 「今度うち来る?」 「なんで?」 「うちのロクでもない親に会ったら?」 「こわ」 ほんまに怖い 俺も娘(大学生)に言われてるのかな 「わたしのお父さん、タクシードライバーやで。ロクでもない」 降り際、女の子がこっちに降ってきた 「お兄さん、食べます?」 「おじさん」でなく、「お兄さん」と呼ばれたことにテンション上げて振り向くと 食べかけのお菓子 「いや…ありがとう。やめとくわ。夜中(お菓子)食べると良くないし」 「夜中に食べるのがおいしいんやないですか」 「わかるけど」 完全なめられてる 俺だけやない 「タクドラ」がなめられてるんや 11月20日(水) 51、730 31回 12月度累計 115,320 2乗務

空港が見たい

まだ梅雨に入る前の、少し日差しのきつい午後だった。 タクシーの仕事はまず、朝が勝負 通勤利用から、午前中の病院通いなどでひっきりなしに仕事が入る。 ここでいかに効率良く動くかが一日を左右する。 良いスタートが切れたからと言って、その日がうまくいくわけではない。 しかしスタートにつまづけば、その日が終わる… ここは成功を求める勝負ではなく、失敗を逃れる戦いである。 仮に朝一で大阪(遠方)が当たって1万ほど上がっても、行って帰って2時間かかれば、近場をまわっていても同じくらいは出来るのである。 逆にここで時間2千(円)ほどの失態を犯せば、なかなか取り戻せないという流れになることが多い。 このピリピリした戦いはおよそ昼過ぎまで続く。 タクドラは12時に昼飯を食っていては仕事にならない。 病院帰りの年配者、昼の買い物帰り、仕事の会食での利用などの需要を掴んでからでないと飯は食えない。 そしてやっと14時過ぎに一息つける そのころだった。 駅から少し離れたマンション街の一角で、老人がこちらを見ていた。 手を上げるでもない。 しかしこちらを見ている。 こっちも気になるからその老人を見ると、目が合う。 すると右手を少し上げようと、平行までいかないくらい、手を動かした。 えっ?何? 通り過ぎようとしながら、さらに見ていると、平行をやや超えるくらいまで手が上がった。 俺が車を停めたときは既にその老人を20メートルくらい通り過ぎていた。 バックして、老人の前につける。 「いやぁ、悪いな」 「こんにちは」 近いところだから、手を上げづらかったんやろな。 午後になれば、客を捕まえるのも一苦労になる。 近くても、その辺で油を売っているよりは良い。 そう思って、わざわざバックしてまで、仕事を取りに行った。 「空港行ってくれるかな」 「空港?ですか?」 「うん、神戸空港」 遠いやないか。 6千円くらは出るかな。 「わかりました(ラッキー)」 「空港行って、ちょっと空港見たいだけやから、そのまま、またここまで戻ってきてほしいんやけど」 「…往復、ですか?(ラッキーすぎる)」 俺は車を走らせた。 「…ちょっと、これなんとかならんのか」 老人は、後部座席前にあるタクシーGOのタブレットを指している。 「これが邪魔で景色が見えへんねん」 「はぁ…それ外せるのかな」 「前(助手席)に座っても良いか?前の景...

わたしもうすぐ死ぬんです

このブログを書くに当たって、入社時から時系列に整理して書いていこうと思って書き始めた。 ある程度投稿がたまったら、リンクや画像も整理して少しづつみんなに読んでもらいたいと。 しかし、昨日あったことは今書いておきたい。 結局、タクシーってそうなんよ。だ¥ そのとき書かないと、忘れてしまう。 その忘れてしまうようなひとつひとつの出来事、車内で起きたことはめちゃめちゃ価値があって、ほとんどのドライバーはそれを知らず知らず捨ててしまっている。 結局、タクシーの価値は上がらない。 その「出来事」を記録しないとあかん。 それが集まったら、めちゃ価値あるコンテンツやから。 前置きは良いか 昨日の午後、東灘のあるリハビリ施設から乗車の老人男性。 見た目は80歳くらいかなと。 小太りで、メガネをかけた、温和そうな男性やった。 「暑いね」 「いや、ホント暑いっすよねー」 ちょっと返しが関東弁ぽかったかな、と反省する。 自分にとっては、それほど堪える暑さでもなかった。 暑いのは好きだ。 「タクシーがね、なかなか来ないかと思って」 「今日は午前中JRが止まって、タクシーも結構遠方に出払ってたかもしれませんが、たまたま近くにいました(笑)」 「タクシーがないと、もう生きていけへんからね」 随分極端な話やな…老人男性は続けた。 「病気でね、もう車にも乗れないし、タクシーだけが頼りやねん」 そういう話はよく聞くが、男性は「病気」には見えなかった。 「病気なんですか…そうは見えませんけど」 「がんなんですよ。大腸のね。数年前に一度入院して手術したんやけど、もうそのときはステージ4やって」 「数年前(にステージ4)ですか…」 「先生に聞いたんよ。いったいわたしあと何年生きられるんですかって」 「自分から余命を聞いたんですか…」 「そら、知りたいやん。それ知らんかったら、これから何するかとかもあるやん」 「はぁ…(そんなん知ったら、いろいろやる気なくなるんちゃうかな)」 「聞いたらな、あと1年から持って3年やって」 「…それが何年前なんですか?」 「3年前や」 「…」 「そろそろ『そのとき』や」 「…」 よくそんなこと、見知らぬタクシー運転手に話せるな。 しかも全然悲壮感もなく、大谷が今日もホームランを打ったな、みたいな感じで話してた。 「でも余命宣告って最悪のことを想定して言うんちゃいますか」 「そ...

入社

面接から2か月ちょっと、前職を退職し、この会社にお世話になることにした。 不安も不満もあった。 しかし今のこの業界で、全て満足して入社している奴なんて一人もいないはず。 それを分かってて、それでもこの業界にこだわってる。 多少の不満は当たり前、いつか俺がこの業界を去る頃には、きっと素晴らしい会社がいくつかあるはずや。 不満の一つは、 ・交通費はやはり出なかった まあ当たり前か…というところではあったが ・クレジットの手数料は8%乗務員負担 ヤクザか…まじひどいわ ・事故は損害金の30%乗務員負担 100万の事故起こしたら30万以上の負担かい… 事故起こさんかったら良いんやけど、事故は起きるよ、運転してる限り。 そんな不満があっても、なぜ入社したのか? まあ、どこ行っても同じやろ。 こっちが良けりゃ、あっちで引かれる。 あっちがましなら、こっちはひどい。 それが今のタクシー業界である。 残念ながら。 それでもタクシーに乗りたかった。 早く乗りたかった。 やっぱり、俺、タクシーが好きなんや。 それが、(入社に踏み切った)最も大きな理由であった。

面接

 梅雨の終わり、夏本番に入る頃、俺はある神戸のタクシー会社で面接を受けていた。 暑い中、スーツの上着を着て、ネクタイ、マスクを付けて面接会場である2階の社長室に入った。 待っている間もそれほど緊張はしなかったと思う。 社長は若かった。 俺よりも若い。 業界に俺より若い社長がいるとは思わなかった(そら、いるやろ)。 「いや、(最近)忙しいんでね」 社長は白シャツにノーネクタイ、部屋に入ってきたときはマスクも付けてなかったが、マスクをして待っていた俺の姿を見て、急いでマスクをして、俺の前に座った。 (上着もネクタイも、マスクもいらんかった) 堅苦しい恰好をして臨んだことに少し後悔した。 別に上着を着ていたから、ネクタイをしているから減点になるわけではない。 逆にノーネクタイで来て、年配の社長がネクタイをしていたら、それは減点だろう。 それでも後悔したのは、何かこの古い業界に染まっていた自分が恥ずかしかったからである。 若い社長が、新しい時代を象徴していたわけでもない。 自分自身が業界の新しい時代を代表していきたいと思っていたのに、 (なんてダサいんだ…) 部屋の外から見ていた、もうひとりの自分が頭を抱えていた。 俺、いつの間にか業界に染まってるよ。 かっこ悪いよ。 とにかくタクシー運転手って、かっこ悪いんだよ。 昔から抱いていたタクシー運転手像、今自分がそこに重なってしまっているのか。 いや、そんなことはない。 俺は新しい時代の先頭を行くんだ。 すぐにネクタイを外したかった。 しかし、面接の途中でネクタイを外すことなど出来るはずもなく、 「みんな(年収)500~600万は持って帰ってますよ」 目の前で社長が笑顔で話していた。 自分が何を話したのか、あまり覚えていない。 渡された資料には、歩率59%ほどの表が示されていた。 月間売上72万なら、月給約36万、賞与に6万程度まわる。 確かに、年収500万にはなりそうだ。 そんなことを考えていた。 大事なことを確認していなかった。 ①交通費が出るのか(出なかった) ②クレジットの手数料負担があるのか(めちゃめちゃあった) そして、最も大事なこと ③事故をしたときのドライバー負担があるのか こういったことは面接の後でも確認出来ないこともない。 しかし、こういう聞きにくいことは、後からは聞きにくい。 聞きくいことは面接で確...